千思万考01 サイト開設にあたって

私は、人口約60万人の中核都市に居住し、不動産鑑定士として事務所を開設している。
どの業界でもそうなのかも知れないが、多くの不動産鑑定士が都市圏に集中し、特に東京圏を中心として物事が動いている。

しかし、国土全体に占める東京都の面積割合は1%未満であり、神奈川県、千葉県、埼玉県を含めた東京圏全体でも約3.5%であるに過ぎない。(国土地理院都道府県別面積による。)
大阪圏、名古屋圏まで含めると約14%程度であるが、いずれにしても地方圏といわれる圏域が大半を占めている。
不動産鑑定評価の仕事として、近年のJ-REIT等新しい鑑定評価の需要は、企業の多い都市圏に集中しているが、不動産鑑定評価基準に記載している一般的な類型の鑑定評価は、地方圏でも多く行われている。
むしろ、J-REIT等の鑑定評価の件数は、一般的な類型の鑑定評価に比較して極端に少なく、都市圏を含めてほとんどの不動産鑑定士は、そのような鑑定評価は行っていない。商業用途、住宅用途等の土地又は土地と建物について、価格又は賃料の鑑定評価を行っているのが実態である。
不動産鑑定評価理論は実践理論であり、社会の変化に対応して不動産鑑定評価基準も変更され、評価手法等も徐々に変化してきているが、多くの未解決の問題点等を含んでいる。その問題点は、新規の需要のみに存在するのではなく、機会の多い一般的な類型にこそ内在しているのではないだろうか。
私は、地方圏に所在する不動産鑑定士として、不動産鑑定評価の問題点、考え方等を背伸びせず自由に気楽に意見を記載していきたいものと考えている。

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