千思万考17 「意見書か証明書か」

平成22年1月に国土交通省において、「不動産鑑定士が不動産に関する価格等調査を行う場合の業務の目的と範囲等の確定及び成果報告書の記載事項に関するガイドライン」(以下、単にガイドラインという。)が制定されている。
この中で、不動産鑑定評価基準に則った鑑定評価とそれ以外の価格調査等を区分し、その定義において“不動産鑑定評価基準の全ての内容に従って行われる価格等調査”が、不動産鑑定評価基準に則った鑑定評価とされている。

千思万考16 「恩師の引退」

ホームページを開設して5年が過ぎた。
今年はあまり更新できなかったことを反省している。
昨年は、「正常価格」といういままで私の中で非常にもやもやとしていた難題に取り組み、なんとか私なりの結論には至った。しかし、不動産鑑定評価基準で明確に定義している正常価格を、今後どのようにしていくかについては、多くの問題点が残っている。

不動産鑑定評価の問題点30 正常価格再考

1.はじめに

このサイトを立ち上げるにあたり、正常価格についてを記載した。
平成14年の基準改正について、最も重要な論点として、最初に「正常価格」があげられており、改正を受けて、私なりの考え方を述べたのであるが、今、読み返してみて、当時の“要説不動産鑑定評価基準”の影響を受けて、「ある価格」や「あるべき価格」の結論にやや重点を置いているように思う。

千思万考15 4年目をふりかえって

ホームページを開設して4年が経過した。
この1年間は、「正常価格」の検討に明け暮れた。
価値と価格に関する本、市場に関する本、ミクロ経済学に関する本、経済学史等の本、不動産鑑定評価基準草創期の論文・本を読みあさった気がする。

千思万考14 研修会を終えて

10月24日に中国不動産鑑定士協会連合会の研修会が開催された。
内容は、「正常価格」について基調講演とディスカッションである。